雷が発生する仕組み

梅雨の終わりや夏の夕立によく見られる雷。
遠くでゴロゴロ聞こえたと思ったらすぐに雨が降り出して大荒れに、なんてことも少なくありません。
しかし、そもそも雷はどのような原理で発生するのでしょうか。
今回は雷がどうやってできるのか、その仕組みについて解説します。

雲の発生

地面の湿った空気が太陽の日差しによって暖められ、上空で水滴の塊になったものが雲です。
雷の発生も、この雲が生成されることから始まります。

大量の氷の粒

高度が高くなるほど気温は下がり、雲の中には雨となる水滴だけでなく氷の粒が増えていきます。
雲の上昇に伴って氷の粒はどんどん大きくなり霰(あられ)や雹(ひょう)になりますが、重力に耐えられなくなると今度は地面に向かって落下していきます。

静電気の発生

雲の中では上昇する氷の粒と落下する氷の粒が入り混じり、それらがぶつかり合うことによって大量の静電気が発生します。
静電気はプラス電荷とマイナス電荷に分けられ、雲の上側にプラス電荷が、下側にマイナス電荷が集まることによって「積乱雲」と呼ばれる雷雲が生まれます。

放電

雲の中で一定以上の電荷が溜まってくると、上側のプラス電荷と下側のマイナス電荷が非常に強い力で引き合おうとします。
そうして雷が発生し、雲の中でバチバチと放電するのです。
理論上、マイナス電荷はプラス電荷の方へ移動しようとするのですが、雨が降る前兆によく見られるように暗雲が低く広がっている場合には、雲上部のプラス電荷よりも地表にあるプラス電荷の方が距離は近くなります。
そのため、マイナス電荷が地表をめがけて放電しそれが「落雷」となります。

雷が発生するには意外と多くの条件がある

いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、雷が発生する仕組みについてご理解いただけたと思います。
難しそうに見えて、知ってみれば意外と分かりやすい雷発生のメカニズム。
次に雷が鳴った時には、ぜひ今回の内容を思い出してください。

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